社葬は会長や社長が亡くなったときにしか行われないと思っている人が多いですが、そんなことはありません。会社に大きく貢献し、重要な地位にあった人が亡くなった場合も行われます。会長や社長だけと言うわけではありません。
しかし、いくら会社に貢献したと言っても、一般の社員のために行われることはほとんどないです。社葬と言うと特別な感じがして、葬儀のスタイルも一般的な葬儀とは大きく違うと言うイメージがあります。しかし、葬儀の流れは個人葬とほとんど変わりません。
ただ、個人葬よりも規模がかなり大きく、公的な意味合いがあります。一般社員はここでのマナー違反は今後に関わると考えておきましょう。社葬の流れをしっかり把握し、マナーも頭に叩き込んでおくことです。ちなみに、社葬を行う会場で名刺交換をするのはマナー違反になります。
社葬を行うと言うことが決定したら、ほとんどの場合まずは身内だけで密葬を行います。そして、数週間後に社葬を本葬として行うことになります。これが基本の流れですが、最近は少し変わってきました。社葬と個人葬を別々に執り行わず、併せて行うことが多くなってきています。
これは合同葬と呼ばれていますが、遺族の負担がかなり軽減されるので、選択されることが増えてきました。社葬を行うかどうか決定するのは遺族ではありません。会社です。社葬を行うことが決定したら、すぐさま葬儀委員会が組織されます。
葬儀委員長を決めなければいけないわけですが、その会社の最高責任者が務めるのが普通です。ですから、それなりの役職の人は、葬儀委員長を任されてもいいように、しっかりと社葬の知識を持っておかないといけません。
とくに、式の流れは把握しておきましょう。